『傷だらけの天使』レビュー


第3話『ヌードダンサーに愛の炎を』 監督:深作欣二 脚本:市川森一
修は、あるストリップ劇場に潜り込む。家出した財閥の令嬢である看板ダンサーを実家に連れ戻すためだ。しかし情にほだされ命令をなかなか実行できない修に苛立った辰巳は新たな計画を・・・。
ゲスト:中山麻理、室田日出男 他

<今回の見所>
ストリッパーの乱舞
中山麻理の美巨乳(うへえ)。
辰巳さんのへたれっぷり。

あれえ、辰巳さんて、こんなキャラだったんだ。1、2話を見る限りでは、クールビューティーな秘書さんかと思ってた。
オサムちゃんは、明るい助平なのはいいですが、ばかですねえ。「ホテルで続きしましょ」っていわれて、ホントに行ってやがんの。来るわけないじゃん。そして年増の団長に精力搾り取られてしまったのでした。

<妙にツボに来たシーン1>
アキラが暗い廊下でしゃこしゃこ包丁を研いでいる。
修「なにやってんだよ」
亨「助っ人」

<妙にツボに来たシーン2>
亨「なんだよう、じゃあ、アニキ(助っ人に)行ってくれるのかよう」
修「バカやろう、お前を死なせたくないんじゃねえか」

くっ、さりげなくなんて事を。
しかし修はカッコつけてた割に、実際のやくざの殺し合いの場面では、何も出来ずに、悲鳴を上げて逃げてしまったのでした。
腹いせに、女を連れ込んでイタそうとしてもナニが役に立たず、
「とうとう全部ダメになっちまった」
全くだ。あんたからそれをとったら一体何が残るのか(ひでえ)
この時点で相当ヘタレだけど、今回一番ヘタレだったのは辰巳さんでしたねえ。
あんなせこいアルバイトしようとするとは思わなかったよ。

最後、二人の妄想なのか現実なのか分からないけど、どうやら修とアキラは『穴兄弟』になってしまったらしい。
亨「おれ、マリさんに、筆下ろししてもらっちゃったあ」
ちょっと待て。お前どっかで「生涯童貞だった」って書かれてなかったか?
ついでに、「修とは、ある種の精神的ホモの関係にあり(ぶーっ)」なんて公式認定されていたがどういうことだ?

可能性
1.先っぽだけだった。
2.入れ場所を間違えた。
3.暴発。

しかし当人はそのことに気づかず、本懐を遂げたつもりだったのでした。
だったとしたら、不毛すぎて泣けてきますが、不毛じゃなくてはアキラちゃんじゃないやい、何て思ってしまうこと自体何かが間違っているような気がします。

<2002.12.19>



第4話『港町に男涙のブルースを』 監督:神代辰巳 脚本:大野靖子
修は、冷凍えびの抜荷事件を調べるため、ある小さな港町に派遣された。ある晩、場末のバーで修は殺し屋に狙われたが、居合わせたヌードスタジオの梶という男に救われた。しかし・・・。
ゲスト:池部良、荒砂ゆき、潤ますみ、山中貞則、中野エリ 他


<今回の見所>
おっさんにまでジェラシーの炎を燃やしているアキラちゃん
ちんどん屋とヤってる修の周りで、ぐるぐる回っているアキラちゃん
ヌードモデルを目の前に、はっちゃけすぎている辰巳さん
つーか、どんどん辰巳さんが人格崩壊していく・・・。

ストーリーは、正直よく分からなかったです。第3話と設定とかが似ていたこともあって、なんだかちょっと入り込めなかった。おっさん役の人も、時代劇から抜け出てきたみたいで、なんだかそこだけ浮いてる・・・。綾部さん達もそこだけ「乱歩」な世界になってるんだけど、浮いてる感じはしないんですがね。
まあ、こんなところで。
ラストシーンで、一緒に見ていた旦那が、
「なんだか・・・刹那的だね」と一言。
そうだねえ。この女が首つる必要はそんなにないけどねえ。

<2002.12.19>

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