相棒4 第6話 『殺人ヒーター』

 今回の脚本は、社会派路線(&ぶっとび回)担当の櫻井さんでした。うーん。いいねえ。一見地味だけど、先の読めない展開&相棒独特の後味の悪さ&せつなさが堪能出来た回だったと思います。
 でもサブタイトルは、最初の『無責任の連鎖』で良かったと思う。だって『殺人ヒーター』だと、タイトルでもう『不良品のヒーターが発火したんだろう』ってオチが読めませんか? 少なくとも私はそう思っちゃったので、むしろ冒頭で「なんで連続放火とか言ってんの? 一課の人達ちょっとアホすぎない?」っと思ってしまいました。でもホントに放火もからんでいた。さすがだ。というか、メイントリックはそこだけにとどまらないあたりが、レベルが高いよねえ。うんうん。
 あとこのサブタイトルで、何故か超有名低予算バカ映画「アタック・オブ・ザ・キラートマト」が脳裏に浮かんでしまったのが、なおさら私的にいやんな感じでしたわ。
 どういう連鎖なんだよ、私の頭の中はよー。
 今回、犯人が二人とも大人計画の人でしたね。村杉さんは『池袋ウエストゲートパーク』でのストーカー役と似たようなキャラでしたなあ。あれもすごくキモチ悪かった。最近あちこちドラマやCMで大人計画の人を見るような気がする。次は荒川良々さんあたりを出してはどうでしょう。見るからにあやしいブラフキャラで。そういえばまだ阿部サダヲさんは出てなかったね。

 じゃあ以下、いつものごとく萌えツッコミ語りです。

・今回の舞台は『ヨツバ電気』。「ヨツバキラはいるのだろうか」と思った人多数と思われます(デスノートネタ)。

・火災現場に来た亀ちゃんと相変わらず揉めるイタミン。あれ………でも、右京さんに電話したのは、あなたではないの? あれ? 私にはそう見えちゃったんだけど。右京さん呼んだら、普通亀ちゃんも来るでしょう。来ますよ。来るってば。
……ほんとはそれを期待していたくせに。

・先週あたりから、なんだかんだいっても、刑事部長も右京さんの言うことに耳を傾けてますね。4thは前より、サブキャラが立ってきている気がするなあ。

・放火魔を先回りして追いつめたはいいものの、あっさり反撃されてるイタミン。……弱っ。おおー。三浦さんの背負い投げだ。かっこええーー。

・「僕は馬鹿は嫌いなんです」。なので犯人にシカトされるイタミン。不憫だ。

・痴話喧嘩中の年下男とツンデレ女が、なんつーか、すごく、キモかった。これは俳優さん達の演技を褒めるべきなのだろうか。

・ラストシーンの右京さんの演技が絶品だった。あえて何もいわないところがいいんだよね。言ってもどうしようもないし。やりきれないだけだし。この何とも言えない余韻がサイコーです。

<2005.11.20>

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