相棒4 第3話 『黒衣の花嫁』

とっても『相棒』らしい話で、面白かったです。展開がスピーディで、密度が高い。メイントリックは、かの有名な『アレ』でしたが、
『名探偵 皆を集めて 「さて」と言い」
のあたりまで、気付きませんでした。
古典的なネタを扱いつつも、料理の仕方にひねりが利いているあたりが、さっすが相棒だなあと。皮肉と後味の悪さと、ちょっとした暖かさ。
今回脚本の砂本さんは、本格推理スピリットを持っている人なんだろうと思うけど、B級ホラーやサスペンスも好きそうな感じ。輿水脚本とはまた違ったケレン味とエンターテイメント性が面白いなあと思います。

以下はいつものごとく、萌えツッコミ語り。


芹沢君視点のストーリー展開。下克上? 下克上かしら。


「バチュラーズパーティーか」
ええ〜〜? イタミンが私の知らない単語を知っているだなんて、なんだか腹がたつわ。イタミンのくせに(←超失礼)。
これは、役回り的にどうしても匿名係のかませ犬的スタンスになってしまう一課への、サービスと愛とフォローのこもったセリフだと思いました。砂本さんの脚本は毎
回一課への愛があるね。


芹ちゃんを匿名係にナンパするも速攻拒否られ、「そんなに右京さんのことがいやなのか?」と口走る薫ちゃん。
さて、ここでツッコむべき点は次のうちどれでしょう?

1.普通、左遷先に好んで行きたがる奴はいねえ。
2.自分が嫌われている可能性は考えないのか、亀。
3.右京さんが嫌われてるのは辛いのか?
4.つーか、あんたの脳内宇宙は右京さんを中心に回ってんのかいっ!


この花嫁さん、なんでこんなに口調が分別くさいんだろう。若いのに。と思っていたら、ミスリードでした。

芹沢君の友だち連中は、なんでこんなに演技が棒読み口調なんだろうと思っていたら、『悪事を隠すための演技をしている素人』の演技をしていた模様。うわー。すごいひねくれてねじれて屈折した演出。素敵。

キターーー。右京さんのゲキコウ来たーーー!!

今回はこんな所かしら。

次回予告が、なんだかいつもと違っておどろおどろしい感じ。地味に新しいテイストを入れてくるあたりに、スタッフの冒険心を感じて好感度大です。

そして。

やったーー。やったーー。ホントに高橋一生君がいるぞー。わー、嬉しい。私は彼の演技力と、虚無を湛えた昏い眼差しに注目しておるのです。みなさんもチェックしてくださいね。


<2005.10.29>

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