相棒3rd 第14話 「薔薇と口紅」

相棒初登板の女性脚本家パート2でした。
んー。そうだなあ。
相棒キャラの特性はつかんでいたと思います。あと3本くらい相棒の脚本書いたら、なんだか化けてくれそうな予感。
謎解きとかそんなに特筆するようなところはなかったんだけど……。
予告で右京さんの口から『暗号』なんて言葉が出てきたから、わくわくしてたんだけど、あれで暗号とか言われてもなあ。ちょっと拍子抜け。
だって暗号って言ったら、アナグラムとかスキップコードとかカエサルの暗号とかステガノグラフィーとか、そういうゴテゴテなのを期待するじゃないですか。しませんか?
まあこの話の場合、メインはそこじゃなくて、演劇部が演じていたのは『リチャード。』じゃなくて『テンペスト』だった、というところがミソだったんだということは分かりましたが……。平均的日本人にシェイクスピアの素養を期待されるときついわ。実はシェイクスピアがらみで、凄くセリフとか凝ってたらしいんですけどね(あるお方に解説してもらっいました)。

映像は凄く綺麗で良かったです。この橋本さんという監督は確か『潜入捜査』のときも撮ってくださっていたと思いますが、その時もイタミンと芹ちゃんが黒こげ死体発見場所に到着したときの画を、海の方からロングで撮っていて、その時の画が凄く奥行きが感じられて、映画みたいで凝ってていいなあ、と思った記憶がありますです。
今回は光の加減が綺麗でした。耽美だ耽美だ。

はいでは次は恒例、ツボに入ったシーン

・健康ランドでくつろいでいる薫ちゃんはo・ya・ji全開でしたね。いや、いいんですよ。いいんですけど……。いや、なんていうかさ、相棒って薫ちゃんの「なんだか無駄に若々しい感じ」がないと成立しない話のような気がするから。いや、いいんですけど。笑えたし。

・「健康ランド会員の亀山〜」
聞いた直後、
(イタミン、薫ちゃんのストーカーみたい。なんで知ってるんだよ)
って瞬間的に思ったから、そのあと薫ちゃん本人が
「おまえは俺の追っかけか」なんて言っちゃったから、
(薫ちゃん、そんなホントのことを言ったらダメだ)
と本気で思いましたです。
というか、イタミンも少しは否定した方がいい。そのことについてはなんにも言わないんだもん。むしろ全肯定かよ! って思ってしまいました。
きっとこの脚本家さんも、今回話を書くのに相棒のビデオをまとめて見て、
(伊丹さんて亀山さんの追っかけみたい)
と思ったんでしょうなあ。その腐女子的な視点はいいと思います(笑顔)。

・「リチャード。……氓ニもあるんでしょうね」
まず『聖鬼魔』というバンドが最初にあって、その二代目だから『聖鬼魔』というんだろうとナチュラルに思っていた中学生時代の自分を思い出しました。なんだか私、薫ちゃんと思考回路が近いような気がします。

・バラ園もシェイクスピアも、似合いすぎの右京さん。女子校に乗り込んでいって、全然違和感がないって、どうよ。

<2005.02.23>



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