相棒3rd 第2話 「双頭の悪魔II〜堕天使」




 

 ああ困った。すっごく面白かったのに、すっごくストーリーを語りにくい。だって、終わってないし(笑)。
 うーん。今後の展開も落としどころも読めないよう。まあ、そんなすぐにオチが見えるような内容だったら、しょっぱなからハマったりなどしてないのだけどね。来週で完結だよね。輿水さんはこの話をどこに持っていこうとしているんだろう。それとも3rdの最終話までもつれ込むのか?
 それにしても、シリーズの最初とは思えない展開。まるで最終回のような圧迫感がたまりません。1話完結のスピーディーさも好きなんだけど、2クールもあるんだから、初回はこんな感じの続き物でも、いいんじゃないかなあ。
 やっぱりオチを見てみないと話についてどうこう言うのが難しいので、広げまくった大風呂敷をどうやって折り畳んでくれるのか、お手並み拝見とシャレこみましょうか。
 そしてまたもやキャラ語りと俳優語りに終始したレビューになりそうな予感。いいのかな、これで。

* 

 亀山くんがいなくなって以来寂しさのあまり(課長談)、右京さんは底意地の悪さに拍車がかかっているらしいです。それはとてもいいことですね。私は右京さんのサドな言動が大好きなので(変態)。
 右京さん、あちこちで盗聴器の話題もらしまくってたけど、いいのでしょうか。情報漏洩も甚だしくないか、と思っていたら、案の定マスコミに漏れて大騒ぎ。

 私は政治のことは全く疎い人間のですが、朱雀官房長官のモデルと思われる●田元官房長官のことは、結構好きでした。あれほど『ザ☆黒幕』の名に相応しい政治家は近年ちょっといなかったと思う。頭の良さそうな喋りかたも、報道陣を見下すかのような視線も、裏で傀儡首相の糸引いてそうな胡散臭さも、悪の格好良さが出ていて(悪人扱いかよ)、良かったんですよ。空豆みたいなビジュアルだったけど(おいおい)

 ドラマ内の官房長官は、見た目はイケてるわ、恫喝時の変貌振りが変で怖いわ、あの右京さんを「洟垂れ小僧」扱いだわで、かっこよすぎてもう大変。でもこの人が本当に今回の事件の黒幕なのかどうかも良く分からないんですよね。
 これで犯人が今まで出てこなかった首相だったら、輿水さんは神だな。

 朱雀官房長官に睨まれた右京さんは解雇の危機になり、薫ちゃんのところにピルイーター大河内くんがやってきて、そのことを教えます。
 又聞きだけどこの時、某所の実況で「薫ちゃん、逃げて!」とか言われてたらしくて大爆笑。面白すぎる、それ。
 そうだよねえ。薫ちゃん無防備に大河内くんの車に乗りすぎだよ。
 まあ薫ちゃんは大河内くんのタイプではないと思うから心配はしてないけど、大河内くんに「あなたは彼の唯一の相棒ですから」なんて言われちゃううと、何か別の意味があるのかなどとついつい深読みしてしまうのは腐女子のサガ。

 3rdでは、右京さんと薫ちゃんの関係性を初期の頃に戻して、2ndで陥りかけた『なあなあの関係』を修正したみたいだけど、そのおかげで、美和子さんの心変わりとも相まって、薫ちゃんに陰影が出ていていいですね。2ndの薫ちゃんは今考えてみると、ちょっと単細胞すぎたから。
 病院のエレベーターで美和子さんとすれ違って、未練がましく目で追った挙げ句逃げ出した薫ちゃんの姿が、負け犬っぽくて素敵でした。
 ここで、何も言わずにただ美和子さんに会釈を送っていた右京さんを見て、右京さんは空気の読めない人じゃなくて、空気を読まないことで確信犯的に相手の懐に切り込む人なんだなあ、って思いました。彼の慇懃無礼さは、真実を探し出す上での武器で、結構そのことを自覚しながら使い分けてるのかも。単に空気の読めないだけの人だったら、無邪気に「何かあったんですか?」って聞くだろうしなあ。

 最後10分で話が急展開。片山女史の秘書が鹿手袋さんに刺客を送っていたことが発覚。この時の女史の『独り言』が………。うーむ。この言い方だと自殺教唆には当たらないのだな。『独り言』だし。
 自殺しかけた秘書をすんでの所で止めた特命係ですが、一課の面々の前で秘書は拳銃自殺。ああっ、そういえば確かにこのシーンは予告であった。でも、忘れてた。そーかー。ここで使うのか。
 それにしても一課大失態。来週どうなるのか? まさかこの失態が元でイタミンが特命係の新人になるというオチか?(東映サイト参照)

<2004.10.24>




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