相棒3rd 第一話 「双頭の悪魔」


 のっけからハードな話ね。相変わらずのケレン味たっぷりのストーリーと演出。わははは。いいぞテ●朝。チャレンジャーだな、もっとやれ。
 大風呂敷を広げまくったところで一話が終わってしまいましたが……。いいのいいの。それでいいの。今回はレギュラーとゲストの顔見せの回ということで。
 いろいろなエピソードが畳みかけるように出てくるので、息付く暇もありませんでした。

 私の旦那さんは『相棒』のことを「テ●朝が【打倒古畑】を目指してフ●テレビに挑戦している」と評しているのですが、どうなんでしょう。私はむしろ、「国家権力に喧嘩を売っている」んだと思ってるんだけど……ち、違うのかな? だって、他局でこんなスキャンダラスな内容のドラマやるわけないじゃないの。テ●朝じゃなかったらこんなの許可しないって(首相官邸内の殺人事件…)。しかも局を上げて気合い入れまくってる感がただよいまくってるし(と、先日の公開記者会見場で後ろの方に局の偉い人達がいっぱいいるのを見てなおさらそう思いました。まる)。
 気、気のせい……なのでしょうか?

 比較的冷静な語りはここまで。以下、ほとんどキャラ語りと俳優語りに終始します。なので、真っ当なファンの人は読まなくていいです。
 だって、だって、『相棒』が楽しみで楽しみで、また見られて嬉しくて嬉しくて、ほたえ騒ぎたい気分なのに、冷静に書いてなんかいられないわよっ!
 基本的に人の名前を覚えるのが苦手なので、レギュラーキャラ以外はほとんど役名じゃなくて俳優名で書いてます。役名俳優名チャンポンで申し訳ないのですが、こういうのは「ノリ」が大切だと思うので、そこのところ一つよろしく。

 冒頭から逢い引きしている美和子さんと西村さん。なんだ。いきなり出来上がってるのか。でもごめんなさい。事前情報はつかんでいたものの、この二人のツーショットを見た瞬間、笑ってしまいました。に、似合わな…。美和子さんは面食いじゃなかったのか。というか、西村さんはひょっとしてこの世界では色男扱いされてるんだろうか。わ、わからない…。正直最初は、カメから美和子さん奪うくらいなんだから、もっと普通に40歳位の男前(阿部寛とか本木雅弘とか真田広之とか…ってそれは私の個人的趣味だが)のほうがいいんじゃないかと思ったのだけど、それでカメが食われてしまっては元も子もないので、ある意味絶妙なキャスティングのような気もしました。
 
 美和子さんの心変わりはキャラに合わない気もしますけど、そうなってもおかしくはないかなあ、という気もします。普通に乗り換えするのでもいいけど、ひょっとしたら何か裏に理由でもあるのかなあ、とちょっと深読みもしてみたり。
 まあ、これはこれでいいんじゃないかなあ。最終回で、ちゃんと薫ちゃんが美和子さんにプロポーズをすれば。このままただ別れちゃうのは嫌だから、爛れた関係をちゃんと精算しようね。
 
 あ、薫ちゃんのサービスシーンが。浴槽が小さく見えるガタイの良さに萌え。寺脇さん少し痩せた? 顔の輪郭がシャープになって、精悍さがましたような気がします。

 ところで特命係は、7年も一緒にいたという設定になっていたのですか。そりゃびっくり。それは長い。
 きゃー。転属命令を右京さんに伝える時の薫ちゃんが泣きそうになってるーーっ(爆笑)←ひどいよ自分。
 なのに、「まあ、頑張ってください」ですませる右京さんのつれなさが素敵。そりゃカメも思わず自分で自分の転属祝いをしたくなるわな。
 そんな右京さんに、「少しは驚いてやれよ」とたしなめる角田課長にもついでに萌え。考えてみると、あの右京さんにこれだけつけつけと説教できる人って課長くらいだよねえ。改めて右京&課長もなかなかナイスコンビだったのでは、ということに今更気づきました。

 木村佳乃さんは綺麗でした。●レ朝は女性の撮り方が下手だと思っていたのだけれど、とても美しかった。前はこの人あまり好きじゃなかったんだけど、『彼女が死んじゃった』っていうドラマで、頭のイカれた女友達いなさそーな尻軽女をはっちゃけて演じていて、それ以来私の中で好感度が上がった女優さんです。やはり男も女も、役者というからには悪い人とダメな人もやらなくちゃね。

 竹中直人さんは相変わらず竹中さんでした。ああ、ウオーターボーイズが頭に浮かぶぜ。ぎりぎり『相棒』世界を壊さない程度のはっちゃけぶりにはおさまっていたけど、濃い。

 相変わらず権力者に対しては、とっても腰の低い捜査一課の面々。なんだイタミン、カメの配属先まで既に知ってるんじゃないか。
 津川雅彦の狂言自白に関しては、素晴らしくやる気のないイタミン&三浦っちは、下っ端芹沢くんに、津川おじいちゃんのお世話係を押しつけます。芹沢くんは割と、じさまとフランクに話せる、今時のおにーちゃんという設定らしいですね。
 そして何故か取調室に姿を見せる右京さん。何故ここに。どうやって? また紫のオーラの人小野田をたらしこんだ(語法が間違ってます)のか?
 と思っていたら案の定小野田キターーーーーーー! 待ってました。あれ、でもこの時点では小野田の力は借りてないのか? でも、小野田さんは右京さんの頼みなら何でも聞いてくれるんだそうです。あらあらあらまあまあまあまあ。

 ひょんなことから美和子さんの男が発覚し、それでも律義に、刺された西村さんの意識が回復したことを美和子さんに伝えてあげる薫ちゃんが、いい子過ぎて泣けました。
 そして、右京さんのところに、官邸に仕掛けられた盗聴器のことを教えに言って、右京さんに「どうもありがとう」って言ってもらって、すっっっっっごく嬉しそうなわんこっぷりに萌え。
 なのに「ぼくのつれない態度が、君を傷つけてしまったのでしょうか(意訳)」などとのたまわれ、あげくに「ぼくの気持ちがそんなに気になるなんて(超訳)」とも言われ、どたまにきて「相変わらずむかつく奴」ってぷんすか怒って帰るわんこがいとあはれ。
 右京さんたら、不器用な人。課長に薫ちゃんの気持ちを通訳してもらって、右京さんなりに反省してフォローを入れたつもりだっただろうに、逆効果でしたね。

 だからって、鑑識を襲うことはないと思う。
 というか、なんだ鑑識、その表情は。この回で一番吹いたぞ私は。このシーンだけ見たら、ホ●カップルの抱擁シーンにしか見えないじゃないかあっ。わざとか、わざとやってるのか。本気で腐女子を狙っているのか? これは私に対する挑戦か? よーし受けて立とう。かかってこい!


 というわけで、全くまとまりのない初回レビューはこれまで。次回はピルイーターも登場するみたいですね。うふふ。楽しみ楽しみ。

<2004.10.16>




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