相棒2nd. 
第5話 「蜘蛛女の恋」

不眠症の治療のため、メンタルクリニックを訪れる右京さん。

それって紅茶の飲み過ぎでは?

というのは半分くらい冗談ですが、結局女性ファンの多く(なぜ女子限定)が期待していたような不眠症の原因は明かされませんでしたね。ちっ。
三日くらい寝てない、ってかなり重症じゃないですか?
そしてお約束のごとく死体発見。

予告を読んだときには、『なぜ薫ちゃんがお見合いパーティーに行くんだ』と釈然としなかったのですが、美和子さんと一緒ということで納得。ふふふ、可愛いやつめ。美和子さんが心配だったんだな。

なんかもう、イタミンが来るぞ来るぞ、と予測するだけで笑いがこみ上げて来ちゃって、満面の笑みで女性を前にしているイタミンを見た瞬間大爆笑。
ああああもうだめ、イタミン可愛すぎ。
砂本さんの脚本て、キャラに愛がありますよね。普段はいばりんぼなイタミンなのに、薫ちゃんに弱み握られておもちゃにされてるヘタレ君ぷりが愛しいです。

「そのドレス、素敵ですね」
カメ、意外と女性に対して口がなめらかだな。
そして対人恐怖症というよりはむしろ自意識過剰なストーカー予備軍女に好かれてしまいます。

お見合いパーティーを中座して、事件現場に駆け付けるカメとイタミン。
なんか、先週から出てきた「カメの後輩」君は、準レギュラーなんでしょうか。
最初見たときは、気合いが入りすぎていたのか、
(顔で演技しすぎ。喋ってないのにうるさい)
って思ったんですけど、今週はそれほど気にならなかった。慣れたのでしょうか。

いやしかし、今回のゲストキャラの女二人は本当にキモかった。ううう。気持ち悪い気持ち悪い。実際にありがちな女関係の戯画化って感じで鬱になる。

キンキン声がカンに障る斉東さん、談。
「雅美には、あたししか友達がいないから、ついててあげないと」
いや、お前にも雅美しか友達いないんじゃないのか。少なくとも私はお前みたいに、親切という名の支配欲を振りかざす女とは友達になりたくない、っていうか近づくな。

そんな二人の関係を『共依存では?』と指摘する精神科医。
共依存………同性の友人同士でそんなことあるかなあ?
あれはAC親子とかDV夫婦に多いんじゃなかったっけ。
という引っかかりが伏線になってました。砂本さん、こういう心理分析ネタ好きですか?
「二人で一緒に住むのがいいって、先生も言ってたんですう」
えー、医者がそんなことまで指示するかなあ。このやかましい女の虚言じゃないの? とも思いましたが、それも伏線でした。凄い凄い。

そしてふと気づいたときには、蜘蛛女雅美の意図に絡め取られて身動きがとれなくなっている薫ちゃん。

うわああ。ペアルックこえー。手作り弁当こえー。そして木陰から見ている女こえー。いつの間にかイタミンを囲って、薫ちゃんを極悪人に仕立て上げてる女ふたりこえー。

こういうのを見てしまうと、美和子さんとたまきさんがいかに凛々しくていい女かってことを再認識させられてしまいますね。

「あーどうしよう、どうしよう」って悩む薫ちゃんに、「結婚して差し上げたら」と、さらりとかますたまきさん。さすが右京さんの元妻ですね。「この人はこれくらい言っても大丈夫ね」と分かった上での発言なのでしょうか。それても実は似たもの元夫婦で、ふたりともSのヶ満々なのでしょうか。

挙動不審な薫ちゃんの携帯を取り上げ、『出ていけセット』を手渡す美和子さん。
ドライなのに可愛い。どうせ怒るならこれくらいさっぱりしていて欲しいわ、ほんと。
自分の欲求を通すために、いちいち手首切られたらたまらないわね。

虚言自殺で薫ちゃんをおびきよせる女。
病院で右京さんは、もう一人の女である雅美の母の発言に引っかかりを覚えます。
そして、薫ちゃんを使って、罠を仕掛けます。
また囮捜査やってるよ、この人達。
ところで、母親をおびき寄せたマンションて誰の持ち物? 
ひょっとして右京さんの自宅ですか、どうなんですか。そこのところはっきりしてください(誰に言ってるんだよ)。

まんまと罠にかかった母親は、あっさりとご用。
いやー、この時の母親のイっちゃってる演技、最高でした。マジでこわい。
かなり身につまされましたわ。なんでも飲み込む母性の深き淵、ですわね。
久々に、女をやっているのが嫌になってきました。

それにしても、砂本さんの脚本のレベルアップっぷりが凄いです。びっくりした。
来週も楽しみだなあ。

<2003.11.13>



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