熱中時代レビュー
15話〜26話

1 5.熱中先生と不思議な少女

子ども達から、生と死についての根源的な問いを突きつけられる北野先生。そしてそれをどうにかいなそうとして、見破られている北野先生。そして身をもって生と死の世界を体感してしまう北野先生(一酸化炭素中毒)。
ぐったりと倒れている北野先生に萌え。
やっぱり<無防備>っていうのはポイント高いですよね。乙女心をくすぐりますよね、って見るところ完璧に間違ってますが。
お巡りさんにマウスtoマウスされてる北野先生の図にのけぞる。
これが北野先生のファーストキスだったらどうしよう。どうしよう。
それはそれでいいかも。
「天国の入り口まで行って来ちゃった」って笑いながら言うことかい。で、余計なことを言ってまたまた墓穴を掘る北野先生。「生まれ変わってもまた元通りになる」って、言ってることがめちゃくちゃでんがな。
だから、君が卵を暖めてどうするよ。
(割るのか、割ってしまうのか?)と冷や冷やしましたわ。で、ホントに卵が孵ってしまいました。ここまでくるとファンタジーじみてますが、まあいいか、と思ってしまうあたり、私も年をとって随分丸くなったみたいです。子どものころだったら(そんなのあり得ない)ってめちゃくちゃ怒ってたかもしれない。

<2003.4.17>

16.孫悟空VS熱中先生

この手の先の読めるから回りっぷりは見てて辛いわあ。ストレスたまるわあ。だったら見なければいいのになあ、自分。
3時間も子ども達に本の読み聞かせをしてたのか。それも読みたかったのは先生じゃなくて、子ども達の方なのか。良く飽きないな。まあ勉強よりはいいのか。
「ナウくない」って久しぶりに聞いた。今だと「イケてる」・・・はまだ有効なのか?そういえば宇多田ヒカルは<20代はイケイケ>らしい。帰国子女らしく、微妙に感性が今とずれてらっしゃいますね。So Cool。て、話がそれたな。
「そこで悟空はぐるりと宙返りを・・・小糸先生じゃないんだしなあ」←小さくツボりました。
芝居のキャスティング・・・いいけど、「馬の前足」「馬の後足」って配役ならしない方がましなんじゃあ。
役がかぶったら投票・・・。しかもみんなの前で手を挙げさせてるし。今やったら確実に問題になりそう。
ほら見ろ。またトラブルになったじゃないか(はらはら)。
上野・・・お前という奴は。
ていうか北野先生、あんな小道具の近くにストーブ置いて燃えたらどうするんですか。前話の反省が全く生かされてませんね。
で、結局劇の発表の様子は描かないのね。そこに作り手達のセンスを感じる。オーソドックスにやってるようで、微妙にドラマのお約束をずらしてるのね。そこは今も新鮮だ。

<2003.4.17>


17.「ノコベン」とメンコ大会

まだ小数と分数についてやってるのか・・・。確かに大切なところだと思うけどね。
北野先生もまだぺーぺーの癖に、<残り勉強はやらせる>って結構頑固だよね。本当に教える能力のある先生なら、必要な知識は授業中に教え込めるだろうし、宿題を出す必要もないんだろうけど。でも、40人も生徒がいれば、どうやっても5、6人はついていけない子は出るだろうしなあ。
そういえば、私が小4の時の担任は、時間割も休み時間も無視して、ずーっと同じ科目し続ける中年女だった。あの教師は、今考えてみればかなり変だったと思う。子どもにはそこまで判断出来るほどの能力はないから、こんなものかと思ってたけど。
北野先生も一歩間違えるとただの痛い人だから、小学生の時の私だったらやっぱりこのドラマは受け入れられなかったかも。
このドラマは、私の少女期のトラウマを刺激するなあ。
ビデオパッケージにお侍のコスプレをしている北野先生が映っていて、これは一体どういうシーンなんだろうと思ったら、夢落ちだったわけですが。
・・・変なエンターテイメントだなあ。わざわざこういう立ち回りをする必然性はないと思うんだけど、でもコスプレは楽しい。小糸先生が素敵だ。

<2003.4.20>


18.三年四組学級閉鎖

八代先生もたかが塾の講師に吹き込まれたくらいで、たやすく教師としてのアイデンティティが揺らいでどうするんですか。もういい年だしベテランでしょう。子どもを教える立場にある人は、もっと自分のやってることにプライド持たなきゃ。でも、<お前はもう少しなんとかしろ>っていう人に限って全く反省しないし、反省する必要のない人が生真面目に自分を追いつめてしまうのは、皮肉なことです。
私が子どものころは教師という人種に対しては、圧迫感と不信感を持っていたけど、今大人になってから学校の世界をのぞいてみると、先生達は大変だなあ、と深く同情する。仕事は忙しいし、昔ほどの威信はないし、あちこちから圧力はかかるし、子供も親もしつけのなってない人が多いし。

<2003.4.20>


19.熱中先生と恋の破れガサ

あって当然なのに、<なかったこと>にされていたそれぞれの色恋沙汰についてのお話。そりゃまあ、一つ屋根の下に妙齢の男女が<うじゃうじゃ>住んでたら、そういう話がない方がおかしい。というか男性陣も女性陣も、気易く異性の部屋に入りすぎだ。
ふーん。お巡りさんは、魚津先生狙いだったんだ。なんだか意外。でももの凄く魚津先生には相手にされなさそう。
ああっ、また鬱陶しい女カズミ(風吹ジュン)が出てきてる。新しくBarに勤め始めたとかで、北野先生を誘いに来てます。で、さんざん飲まされた上に、北野先生が手込めにされかけてます(違)。
「泊まっていってもいいのよ」
誘ってる。誘ってるよ。だめだ、その手にのっちゃダメだ。この女はヤヴァイぞ。
と思ってましたが、北野先生は潔癖なので、ちゃんと逃げて事なきを得ました。良かった良かった。が、実際問題として、あそこまで女に言わせておいて逃げる男は、ある意味で女のプライドを傷つける不届きものであるとも思いますが。
ずぶ濡れになって帰ってきて、妹に介抱されてる北野先生の図が凄く可愛い。この兄妹は可愛くて仲良くていいなあ。羨ましい。
カズミもね、小糸先生に「昨日北野君に泊まっていけって言ったけど、彼は無理して帰った」と正直に伝えるあたりは良心的だよね。凡百のドラマだと、「ゆうべ、彼、飲んでうちに来たのよ」とかイヤ〜な言い方をして、視聴者のストレスを増幅させるんだろうけどね。

<2003.5.18>

20.若草物語・熱中篇

北野先生人気者だったんだ。あんまり学校生活の描写がないから知らなかったよ(笑)。小学校には男の先生が少ないし、若い先生はもっと少ないから、ムキになって付き合ってくれる北野先生が人気あるのはうなずけるけどね。
しかし、この小学生姉妹、策略練りすぎてて怖いなあ。子どもであることと女の媚びを最大限に利用しているところも怖いなあ。こういう子どもは苦手だ。子どもはもっとバカな方が可愛い。北野先生も思いっきり子どもに<はめられた>んだから、もっと怒ってもいいのに、気づいてないのね・・・。女に騙されないようにしてください。基本的に良い人しか出てこないこのドラマでは大丈夫だと思いますが。
お姉さんに嫌われようと奮闘する北野先生は、あまりにも演技が下手すぎて頭を抱えたくなりましたが、お姉さんはクレバーな人だったので、そんな北野先生の優しさをきちんと見破ってくれて良かったです。
しかし、この時代のドラマっていうのはみんな、登場人物達がいちいちオーバーアクションなんでしょうか? 少なくともこのドラマは、なんだかテレビドラマというより舞台みたい。

<2003.5.18>

21.

22.

23.熱中先生と笑わない少女

なんかまとめに入ってきた感じでした。
校長先生は山梨に行くことを決め、八代先生と花井先生は何となくいい雰囲気になり、北野先生は相変わらず。
家があまり裕福じゃない子どもに、デザートをおごったり、帽子を買ってあげたり。
おいおいいいのか、やりすぎじゃないのか? とちょっと、いや、かなり思いはしたのだけど、
まあ、これも結果オーライ。
でもこれって、やりかたとしては微妙だよね。もう少し頭が良くてひねくれた子どもだと「先生は私に同情して不憫がっている」って余計傷ついてしまいそうだもの。
なんて思ってしまうのは、私がひねくれた子どもだったから?

<2003.5.25>

24.3年4組「フィーバーズ」二連敗

脚本が布勢さんじゃない回はどうしてもこちら側のテンションが落ちてしまうのですが、最後にお父さんと息子が同時に滑り込み、というシーンをのぞけば、結構良かったんじゃないかなあと。ただやっぱり、結局子どもを私立にやるのはやめました、っていう終わり方は、ちょっと短絡的というか、ご都合主義というか。いいんですけどね、別に。
教頭先生が、ソフトの選手を平等に生徒達に割り当てる北野先生のやり方を『悪しき平等主義』と言っていたけれど、確かに私もそう思う。結果オーライではあったけど、個人的には、苦手なことを無理にさせるよりは、それが得意な子には頑張ってもらって、苦手な子には違う場面でヒーローになれるような設定を上手に出来るかどうかが、先生の腕のふるいどころなんじゃないかな。
今回小嶋田先生がとってもいい人でした。ちょっと惚れた。拳をバットで打たれるわ、北野先生のクラスには負けるわ、いいとこなしじゃん。でもそこがいい。ところで、小糸先生のことはもういいんですか?

<2003.5.25>

25.3年4組父母会総会

密度がとーっても濃い回でした。父母会と、花井先生の結婚話と、子どもの登校渋りと、お巡りさんの失恋と、それから北野先生の兄貴からの手紙。45分で良くここまで詰め込んだモノだ。それも違和感なく。やっぱりこの脚本家天才だわ。
私はかなり荒んだ視聴者だと思いますが、それでも今回は素直に泣けました。特に父母会で、北野先生が来年も担任を持ってくれるのかどうか心配して、子ども達がみんな廊下で待っていたシーンなんか、ぐっと来ました。そういうのをあざとくなく、さらっと描いて流したあたりがよいです。そこであまりべたべたされると、わざとらしくて嫌になるんだけど。
花井先生が結婚退職を決めたのを見て、「えー、もったいないもったいない。辞めたら絶対つまらないよ」ってこっちは思ってたのに、八代先生はまんざらでもなさげで、「そんなだからお前は最初の結婚で失敗したんだよ」って思わず毒づいてしまったのですが、結果的には、花井先生は教師を続けることになって良かった良かった。子どもに愛されている先生が辞めるのはもったいない。子どもにトラウマを与えるような先生は、さっさと辞めた方がいいですが(でもこういうのかぎって居座るんだよね。やだやだ)
さて、次は最終回ですが、北野先生の方はどうなることやら。

<2003.5.25>

26.さようなら熱中先生

ていうか北野先生、北海道に行くことを子ども達に話してなかったんですか、終業式まで。普通は前もって話しておきませんか? いきなり話したら子ども達びっくりするでしょう。まあ、それをやったら、ドラマがドラマティックにならないのは分かりますけど(身も蓋も無さ過ぎなコメント)。
通信簿を一人一人に渡していく北野先生。そうすることで、メインエピソードのあった子については、その記憶を視聴者に喚起させ、そうでなかった子にもちゃんと出番を与えるという、脱帽モノの演出でした。『はい、ここでみんな泣いてね』って言われてたんだろうけど、本当に素で泣いちゃってた子もいそうだなあ。
なんてえらそうなことを言いつつ、私もだらだら泣いてましたが。いいのさ、たまには泣きたい時だってあるのさ。
北野先生と小糸先生はなにげに両思いでしたが、結局どちらもそのことは口に出さず。小糸先生まで旅立ちを決意してしまうし。いいのかなあ、それで。
それ以上に私は、小嶋田先生のことが気になって仕方がありませんでした。前々回といい、今回といい、彼は不当に不毛だったと思います。
で、おもいっきりみんなにお別れをしていた北野先生ですが、この後また戻ってくるそうですが、それはまた別のお話。

<2003.05.28>

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