相棒４　　第１話　『閣下の城』

はい、今年も始まりました、相棒season４。素敵おじさまーズ夢の饗宴、半年間ばっちり追いかけてまいりましょう。　

冒頭、薫ちゃんのナレーションで、第１シーズンラスボスの『閣下』の紹介。以前からのファンの人も、新規のファンの人にも優しいつくりとなっております。
脚本は、メインライターの輿水さん。今回は2時間でまとめてきました。官憲と権力と女嫌いは相変わらずのご様子（笑）いーよいーよ〜。
やっぱりこの人の作劇は、本格推理のそれじゃあないですね。本格物のセオリーだと、出てくるエピソードは全部謎解きのための伏線じゃなくてはならない、みたいな無言のお約束があるのですが、輿水話の場合、なんとなく推理物っぽい雰囲気をつくるためだけに入れてある、別にあってもなくてもかまわないようなエピも結構あるのだけれど。
でもまあ、相変わらず、ケレンみとシニシズムとキャラの立て方と台詞回しはすばらしかったです。
ただ、閣下が『怪演』過ぎて、レギュラーキャラたちがかすんでしまったような気もしますが、それはそれで一興。大人の役者達の余裕の演技を、ヘンなひっかかりなしに鑑賞できるドラマ、それが相棒クオリティ。

さて、以下は萌えツッコミ語り。

・ タイトルバック。テーマ曲は前回と同じですが、今回のタイトルバック映像は、スタイリッシュでかっこいいですねえ。今までで一番気に入ったかも。

・ 執事のお兄ちゃんが、とっても特撮ヒーローチックな風貌なのは何故だらう。

・ 閣下、まゆこたんと結婚宣言。『僕達愛し合ってまーす』。絶対嘘だ。

・ 閣下の回顧録を出すということで、一足先に帰る美和子さん。何の罠だ？　ま、まさか、何か車に仕掛けでも？　と物騒な想像をしてしまったじゃないのさ。考えすぎでした。

・ 鹿手袋さんとは自然消滅って。えええええ〜〜〜。そんなあ、前回あれほど引っ張っておきながら、あっさりと。それを思いっきり暴露するたまきさん。それに対して、「口止めされてることを言うなんて」と、ちょっとおかんむりな右京さん。だめだなあ、右京さん。女心が分かってないよ。女の「これって内緒ね」ほど信用ならないものはないんですってば。

・ 長門、津川の兄弟対決来たーーっ！　おいしい、おいしすぎるぞ、相棒。

・ 恩は忘れないが、仇はもっと忘れない閣下。そのためなら土下座でも何でもやっちゃうよ。そういうのに弱すぎる米蔵さん。あなたは代議士やるには純粋すぎます。

・ 翌日ようやく殺人事件発生。捜査一課の三人来たーっ！　
「特命係の亀山〜」もキター。「よけて通れよ」の時、なんでそんなにうれしそうなの、イタミン？　そして薫ちゃんとのスキンシップ(違う)　で吹っ飛ばされるイタミン。弱っ。
だから。細すぎなんだって、あんたはよー。

・ 薫ちゃんを一生懸命無視してるのに、無視しきれないイタミン。可愛い人だ（←なんか違うものが見えてますよ）。芹ちゃんがやたら髪の毛いじってるのは、切りたてで落ち着かないんです、さのアピールなんでしょうか。

・ 事件の再現をするのはいいけど、嬉々として上着をはだけるのはやめてください、薫ちゃん。そんなに右京さんに触られるのが嬉しいのかと、別の意味で心配になってきます。全くもう、人前で！

・ 「君の悪い癖っ」て、右京さんの言い方が、可愛すぎるんですけど。ていうか、あんたら仲良すぎなんですけど。何いちゃついてるの、この人たち。

・ タカヒトさん殺害手口を披露する右京さん。うそ臭いなあ。なんだかこのあたりの流れは変な感じねえ。

・ 「戻ってこいよ」と美和子さんを抱きしめる薫ちゃん、おっとこまえ〜〜。もうこれはあれだな。最終話までに、ちゃんと結婚決めなきゃ駄目だな。あんたねえ〜、あたら女の20代を自分に使わせたわけなんだから、その責任はとらなきゃ駄目よ。

・ 「ちきしょー。騙しやがったあいつ！」まゆこたん豹変。「そこのマヌケ、よく聞け。ばかたれ！」なんだこのそこはかとなくマヌケな男言葉。

・ 特命係の二人に恥を書かせたかったが故の計画だったらしい。なんだかどっちもばかしあいやってるから、どっちの言い分がどこまでブラフなのか本気なのか良く分からなくなってきました、このあたりから。

・ 逃げる閣下。テープを食おうとする閣下。なんだこの駄目爺。ものっそい真顔で閣下の鼻をつまむ右京さんに笑いました。

・ 収監されても、そこはかとなく幸せそうな閣下。いっそのこと、本当にぼけてしまえばよかったのに。と思いましたが。なんだかそれだと、薬害エイズ事件の安部某みたいにホントにぼけちまって（？）公判停止になって、推定無罪のまま逝っちゃわれてても、カタルシスがなさすぎだよね。

・ あれ、鑑識たんも「ヒマか」も出てこないなあ、と思っていたら、最後に出てきた。いい登場の仕方だなあ。修復しなくていいといわれても、ついやってしまうのが職業病なのね、鑑識さん。

＜２００５．１０．１９＞

home 　top　 next