相棒2nd. 

第15話 『雪原の殺意』


なんだか不思議〜なテイストの話でした。
なんなんでしょう。
『そもそもこの話は、何が謎で、何を解決しなくちゃいかないんだっけ?』
ということが結局最後まで良く分からないまま、北海道の若い方の刑事が勝手にゲロして終わったように見えるのですが。いや、まだ続くけど。

脚本櫻井さんか。そうか。
ということは、ファーストシーズン4話みたいに、『最初は下着泥棒の裏付け操作をしていたはずなのに、気づいたら警察不祥事を暴く羽目になっていた』みたいな、主題の転調をやろうとしてたんじゃないかと思います。で、多分次週でまた第二の転調が起こるんだと思うんですよ。
今週はその前振りのはずだったんじゃないでしょうか。
公式サイトを見ると、尺が足りなくてあちこちカットされてたらしいから、
『刑事の癖に証拠隠滅しなさすぎ』なオチになってしまったんじゃないかと思います。で、カットしすぎて話のつじつまが合わなくなって、最後に犯人が全部説明するという『場末の2時間ドラマ』みたいな急場しのぎを『現場で』やったんじゃないかと。違うかな?
だって、これまでの話を鑑みるに、櫻井さんがあんなセンスのない台詞回しを最後にさせるとはとうてい思えないのですが…。どうなんでしょう。かいかぶりすぎ?
展開に関しては『??』な部分が多かったのですが、続き物だし、ひょっとしたらこの『?』感が伏線になっている可能性もなくはないので(ないだろうけど)、さらに次週に期待しましょう。


さて。今回もツボはいろいろあったので書かなくては。

・公開記者会見での寺脇発言「カニ喰いほーだい殺人事件」を受けて決まったのか、元々予定としてあったのかは分かりませぬが、初のロケです。そして北海道です。豊さんの出生地です。

・オープニングの音楽が微妙にアレンジされてた。

・やっぱりテレ朝では女優を綺麗に撮ってもらえないの呪いですか、前田愛。腎臓でも悪いのか? と問いたくなるようなほっぺたでした。

・そしてもう一人のゲストのイケメン君…どうにも演技が微妙だ。相棒に関しては顔はどっちでもいいから、とにかく演技が水準に達している人を出してください。そうじゃないと浮くんだって。芸達者ばっかりなんだから。あ、でもね、目上の人にお辞儀するとき、頭をふかぶか〜と下げてるところと、微妙にガニ股になってるところが、へなちょこな若者っぽくて可愛かった(どこを見てるんだか)。

・マギー再登場。なんだ、あの美人嫁とはうまくいってるのか。ちっ(何故?)。とにもかくにも、真っ当に働いてるってことは、薫ちゃんの人を見る目は曇ってなかったと言うことですね。

・51才でも走ってます、豊さん。真っ直ぐに伸びた背筋が美しいです。あー、もう、ほんっと、この方の身のこなしは優美で素晴らしいです。うっとりします。願わくば正面からよりも、引きの映像で、走ってるところを長く撮していて欲しかったです。いやもう、360度あらゆる角度から舐めるように撮っててくださってもいっこうに構わないんですけど(変態)。薫ちゃんの抱き起こし方は、『ザ・テレビジョン1・31→2・6号 p77』の写真の方が手つきがいい感じでした。

・病院着の胸元のはだけ方がセクスィーな薫ちゃん。
しかし、美和子さんが薫ちゃんの服からピンクチラシを発見するのは分かっていたはずなのに、そらとぼけている右京さんの後ろ姿が不審すぎです。
なんですか、なんですか。
(この僕をうろたえさせたおしおきですよ)
とでも言わんばかりのその後ろ姿は。
案の定お仕置きしている美和子さんがかわいいです。前回の「美和子、祟るから」に引き続いての私の中でのヒットです。


前半ばっかりですが、後半は展開が唐突すぎて、上手く理解できませんでしたので。

それより予告ですよ、予告。久々の小野田登場ですよ。そして今回出番がなくて淋しかったイタミンも登場ですよ。わざわざ美和子さんのところにまで出張ってきてますよ。
薫ちゃんは、目の前に伊丹が出てこない限り彼のことは忘れてそうですが、伊丹は普段から薫ちゃんのことを考えて考えて仕方がなさそうな感じがします。

<2004.02.09>




第16話 『白い罠』




前編よりは、話が壊れてなかった気がします。
無理矢理に前後編にしてしまったことで、話の流れがスムーズに行かなくて、前半はぶちぎれすぎて何がなんだか分からなくなってたり、後半はじっくり撮りすぎてかったるくなってたりと、ツッコミどころは多々あるのですが。
ただ、こういう単純に答えのでないテーマを取り上げて、単純明快にも、ただの勧善懲悪にもせずに、真摯に取り組む姿勢はいいなあ、と思うのです。舌にざらざらと残るような感触がね。

<今回のツボ>
・薫ちゃんの容態を聞くためだけに美和子さんのところまで乗り込んでくるイタミン他二名。
わざわざつるんでくるノリがまるで女子高生のようだと思ったことは私だけの秘密だ。
一人じゃ恥ずかしくて行けないんだね、イタミン。そしてそれについてきてあげる二人もいい人達だね。

・小野さんの迫真の演技・・・はそんなにキませんでしたが、それを見て素で涙ぐんでいた寺脇さんの姿に、ハートを射抜かれました(古い表現)。













<2004.2.22>

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