相棒4 元日スペシャル(第11話)
 『穢れある悪戯』


 
あけましておめでとうございます、と、今更感漂う挨拶から始めましょう。

 そういうわけで、とうとう我らが『相棒』がここまでやってまいりました。
 元日夜9時のゴールデンタイムに、2時間半使ってスペシャル放映だなんて、テレ朝サイドから優良コンテンツと認定されているってことですよね。
 ファーストシリーズから地味に応援初めて早3年。ようやくこの日が(大袈裟)。
 視聴率も良かったようで、とてもおめでたい(16.1%だそうです)。
 視聴率が高いドラマが良いドラマとは限りませんが、『相棒』みたいにコンスタントに良作を生産し続けているドラマが、数字の点でも認められることは素直に良いことだと思います。
 ふふふふ。これで、シーズン5の制作も確定かな?
 私は基本的に続編否定派なんですけど、相棒に関しては、製作陣の顔ぶれを変えずにすむのなら、出来るだけ続けて行って欲しいなあと思っています。
 スタッフも俳優陣もベテラン揃いだし、芸達者な人達が大人の仕事をきっちりこなしているのを見るのは楽しいです。現場の雰囲気がいいのが分かるから、安心して見ていられますしね。
 そういうわけで、次のシリーズでは(もうあると決めつけている)、松田賢二さんと松重豊さんがゲストに来てくれると良いなあ、と、どさくさに紛れてリクエストしておきます。

 

 そういうわけで感想。
 ヘリから5億円ばらまきだなんて、『相棒』らしくない無駄に派手な展開だとは思いましたが、お正月だし、スペシャルだし、お祭りだし。一シリーズに一回くらいこういうのがあってもいいんじゃないかな。
 ストーリーは、狂言誘拐と、擬似的な息子殺しと、暗示殺人というばらばらな3つのテーマが、葉月里緒菜という鍵でゆるく繋がっているという感じでした。
 相変わらず輿水作品は本格ミステリの文法では話作ってないですね。
 いや、おもしろいんですけど。
 こういう感じの『最初と最後で話が違う』みたいなストーリーの組み立て方は、宮部みゆきの話の作り方に近いなあと今思いました。
 葉月里緒菜は相変わらず美人でした。眼鏡が似合う美人って良いなあ。
 だれかド近眼+乱視の私にも、似合う眼鏡を選んでくれないかしら。
 というか、サードシリーズあたりから、女優さん『も』美人に撮ってくれるようになってきたと思います。野郎に関しては昔っから、カッコかわいく撮ってくれてましたけどね。
 

 じゃあ以下は、燃え萌えポイントのツッコミ語りと言うことで。

勝手に犯人との電話を傍受している米沢さん+特命係。
 もう、怖いもの無しですね、この人達。

・内村刑事部長直々の【特命係は除く】伝達。ここまでされると刑事部長はむしろ特命係のことが気になって気になってしょうがないのでは、と勘ぐりたくもなって来るというモノ(曲解過ぎ)。

・美和子さん、カイロ支局へ転勤。中の人が舞台の仕事があるという大人の事情だろうけど、栄転なのか左遷なのか分かりにくいな。

・葉月たんの拘束のされかたが、デスノートのミサミサたんちっくで吹いた。つか、凄まじくエロ。いいのか?

・「俺のところに泊まるか、俺が泊まりに行くか、どっちか選べ」と迫る薫ちゃん。やーん。大人の取引だわ(笑)。素敵。てかね、やっぱり男女の関係も腐れ縁になってくると、なんかしら刺激があった方がいいのよ。きっと。と、サードシーズンのあれをフォローしてみる。

・イタミンのお子様っぷりに拍車がかかってきている気がする。車中での芹ちゃんへのほっぺたつねりとか、さりげなくスキンシップが多いとか、とうとう『たたみ』呼ばわりされるようになってきてるとか。
 そういえば今回は、当たり前のように三浦さんがいなかった。多分中の人の都合だろうけど、一言だけでも良いから触れて欲しかったなあ。

・とうとう出てきた結婚届。証人は右京さんとたまきさん。
…………むしろそれって縁起悪くない?
 と思ってしまった私。
 さあ。爛れた関係の二人に終止符は打たれるのか。乞うご期待!

 

<2006.01.11>

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