<相棒3rd>公開記者会見レポ
2004.10.12  12:30〜13:40
テレビ朝日社屋1F『umu』


(ほとんどメモと記憶を頼りに書いておりますので、台詞などは要約となっています。ご了承ください。あと、俳優名と役名がチャンポンになっています。気分で書いているのでご承知置きください。あと微妙に浮かれた発言があるかもしれませんが、黙殺してください)

 昨年の会場は吹きっさらしで、寒くて不評だったせいかどうかは知りませんが、今回は室内でした。
 会場に並んだ順に、相棒の宣伝ポスターがプリントされたカード大の整理券(パウチ加工済)を渡され、番号順に中に入ります。
 会場前方のステージには、主役二人が座るための丸テーブルと椅子がセットされていました。
 会場内は白いクロスのかかった横長のテーブルに、椅子が5脚ずつセットされたものが並んでいました。今年はサンドイッチとコーヒーor紅茶のサービス付き。
 前の二列が記者席で、3列目以降がファン用の席。ファン層は20代の女性から家族連れまで様々。女性ファンが9割くらいでした。思いの外ファン層が若いなあ、という印象。
 開始5分ほど前に、変な役作りをした子役たちが5人ほどわらわらと会場に入ってきて、記者席に座りました。その理由は後ほど明らかになります。

 女性アナウンサーの司会進行のもと、予定より5分遅れで記者会見開始。
 「水谷豊さんと寺脇康文さんのご登場」の前に、まず室内モニターで、相棒3rd第一話のダイジェストを放送。そしてプロデューサー松本氏の噛み噛みの挨拶(笑)の後、水谷さんと寺脇さんの登場。
 水谷さんはスーツ、寺脇さんはフライトジャケットと、二人とも劇中と同じ衣装でした。

 会見の流れは、アナウンサーが随時主役の二人に質問をし、二人がそれに答えるという、昨年と同じ形で進みました。

<相棒3rdについて>

水谷「水谷豊の、杉下右京です」

 仕込んできたのか天然なのか区別の付きがたい水谷さんの挨拶の後に、会見が始まりました。

水谷「連続ドラマはファーストシリーズで評判がいいと、セカンドシリーズでは色々な点で失速しがちになる。相棒がサードシーズンまで来ることが出来たのは、そういう点を相棒はクリアできていたからではないかと思う。サードでも、日々ヤスフミと生きていこうと思う」

寺脇「寺脇薫の、亀山康文です………まざっちゃった!」
 と、お約束のボケの後、寺脇さんの発言。
寺脇「サードでは、大きなジャンプを見せていきたいなと思っています」

<サードシーズンでは、薫と美和子の関係に大きな変化があるようだが?>

寺脇「そうですね。美和子とは大学時代からの仲で、それに甘えてほったらかしていたりしていて、今回のことは薫にとっては青天の霹靂です。しかし、キムタクとかならともかく、なぜ西村雅彦なのかと(笑)。長く付き合いすぎて、男の趣味がおかしくなってしまったのかと! この先どうなるのかは自分にも分からないが、そうそう簡単には別れないと思う」

水谷「今回は、首相官邸を舞台にしたドラマになっている。こんな題材は以前では考えられなかった。最近はこういう題材を扱えるようになって嬉しい」

<普段の相棒はどんな様子か?>

寺脇「水谷さんは右京さんとは全く逆で、場の雰囲気をとても見て、気を使っている人。あと、面白いことばっかり言ってます。それから、お昼は必ずおごってもらっています。自分も最初のうちは一応財布を出したりはしてたのだけれど、最近は財布も持って行かなくなりました」

<二人でお酒を飲みに行くようなことは?>

寺脇「豊さんは飲まないんですよ。あ、でも前打ち上げで、豊さんが烏龍茶だと思って一気に飲んだら、それが紹興酒で、みるみる真っ赤になっちゃった、ということがありましたね」

<自分の相手はどんな俳優ですか?>

水谷「………難しい質問ですね。

…………………………………………………………かわいいですよね

 おかーさん、どうしましょう。この人ほんとにこんなこと言っちゃいましたよ。どうしたらいいですか? 言葉に詰まって、つい普段の本音がでちゃったらしいですよ。まああああ、まああああ(落ち着け)。

水谷「普通付き合いが長くなると、距離感を見失いがちになるものだが、彼は適度な距離感を持ったまま付き合ってくる人です」

 と、一応それらしくフォロー(?)をして締めてくださいましたが。ああびっくりした。

 なんていうかねえ。こうやって文章にするとニュアンスが削がれてしまうんですけど、水谷さんは全般的に相変わらず、不思議ちゃんというか、妖精っぽいというか、何とも言えない雰囲気の人でした。やっぱり緊張していたみたいです。
 考えながら話しているせいか、発言が長くなるほど会話の間に変な間が空くので、こっちは妙な緊張感に苛まされるのですが、どうしたらいいのでしょうか。
 寺脇さんは余裕があるというか、良く周りを見て発言しているし、さりげなくウケをとろうとしてきますね。

 次は、フロアにいる記者からの質問になりました。昨年よりはまだましな質問が出たようです。

<第3弾と言うことで、前作を引き継ぐ部分と、新しくする部分は?>

水谷「過ぎたことをなぞるよりも、新しいことをしていきたい。我々も予測できないことが作中では起こる。日々新鮮に生きていこうと思う。以前ウケたことをやるよりは、新しいことをしようと思う。我々も何がでてくるかは分からない」

寺脇「豊さんとは、土ワイド時代を含めるともう6年……7年? の付き合いになりますが」
と言って水谷さんの方を見るのですが、水谷さんは心ここにあらずといった感じで、あさっての方を向いています。ややあって、

水谷「(はっとした様子で)ごめん(頭の中が)散歩に行ってた」

 やはり天然らしいです。

<共演したい人はいますか?>

水谷「どなたでも」

寺脇「デカレンジャー(笑)。デカレンジャーいいじゃないですか。映画とかで相棒vsデカレンジャー。フィクションなんですから」

<薫の転勤によって、離れるときの気持ちは?>

寺脇「とりあえず現場復帰と言うことで、いずれは本庁に戻りたいと思っている。特命係から離れることはさみしいと思っているが、一人でもやっていける。しかし、新しい職場にも変な上司がいる。薫の周りは変人ばっかりだ」

水谷「特命係は人材の墓場と言うことで、リストラしたい人間を送り込んでいたのだが、薫だけは辞めない。しかたないので薫が外に出されたわけだが、右京は本編で本心とは裏腹なセリフを言っていたりする。組織に属している人間なので、受け入れなくてはならないことだと考えている」

<個性的なゲスト達との共演について>

水谷「役をちゃんと作ってきている人達なので、新鮮だった。新しい人達と、新しい相棒を作っていく感じ」

寺脇「豊さんと二人で、ゲストの接待係として頑張ってます(笑)」

水谷「ゲストは犯人であることが多いので、一度だけの出演になりがちだが、ゲストが『もう一度出たい』といってくれるのが嬉しい。木村佳乃さんは昔自分の家に遊びに来たことがある。その時に芸能界で仕事をしたいという話をしていたが、改めて見て、ちゃんとした女優になっていた」

<何年も前に会った木村佳乃さんのことを良く覚えていたことには、理由があるのか?>

寺脇「そうっすねえ(と舞台下に出ていく)。あ、オレじゃないのか(会場笑)」

水谷「家も近所ですし、だって家に遊びに来たんですよ! 道ばたですれ違ったのとは違うんですから、家に来て2,3時間も話していたら、さすがに覚えてます」

<一度会った人のことは忘れないんですね>

水谷「忘れたいと思わない限りは」

<女性達とのことについて(?)>
水谷「女性と長いこと付き合っていくこと自体が、奇跡的なことだと思っている。………こんなところでいいですか?」

寺脇「節目節目で、巡り合わせが良く、いい人達と知り合えた。自分は恵まれている」

 この後は、会場に来ているファンからの質問受付になりました。

<奄美大島にもロケに来てください>

寺脇「行きますよ」と、松本プロデューサーにふる
松本「善処します」

<撮影中のNGはありますか?>

寺脇「NGは、あまりないですね。本番前に3回くらいテストをするので。豊さんはNGの時のリアクションが面白いです。静かなシーンで突然大声を出したり。例えば
(実演中)『私は……わーーーーーっっ』。
で、ゲストの女優さんがびっくりしたり。それからセリフを忘れると、何も言わずに元の位置に戻ってやり直そうとします。こんな風に(と実演してみせてくれました)

水谷「ヤスフミは、NG少ないよね。ごまかすのが上手い。笑いのツボに入るとカメラに背を向けるので、カメラの方を向いてる自分の方が監督に『おい、どうした?』とか言われる」

寺脇「二人とも緊張すると手のひらにびっしょり汗をかくんです。5,6分の長まわしのシーンが終わると、二人で手のひらを見せ合って『うわーっ』て(と、これも二人で実演)」


 この客からの質疑応答あたりから、二人のアイコンタクトが増えていきました。絶えず二人で顔を見合わせて、目で「どっちが先に答える?」とか言い合ってるんですよ。まったくむずがゆい二人だわ。

<アドリブは多いですか?>
寺脇「脚本がしっかりしてるので、アドリブは少ないです。亀山の方がシチュエーション的にすることが多いが、その時も相手の俳優と打ち合わせをしてからやります。美和子がときどき変なことを言うんですよ。薫と美和子が喧嘩をして、美和子が薫を「おまえ」って呼ぶシーンがあるんですけど、「おまえって言うな」って言ったところでシナリオは終わってるんですけど、美和子がその後「じゃあ、『おまえちゃん』って言ったり」

 ここで客席からの質問は終わり、「次はPR番組『子ども記者会見』の収録になります」。で、最初に書いた子役達の登場となるわけです。
 うううう、演技を仕込まれてる子どもたちがイタイ。私はおばかな子どもは好きだが、大人に媚び売るこまっしゃくれた子どもは苦手なんだ。
 ここはあまりメモとってなかったので、覚えている範囲で端折って書きます。

<俳優になりたいのですが、どうやったらなれますか?>

水谷「俳優は自分で『俳優です』って名乗ったら俳優なんです』

<水谷さんみたいなないすみどるに憧れます。年の差って気にするの?>

水谷「気にしませんよ」

寺脇「誰かにそう言えって言われたの?」

<どうやったら水谷さんみたいに、しぶくなれますか?>

寺脇「渋くなろうとしてるわけじゃなく、自然とそうなるものなんだけど……渋いですかねえ?」

 まあ、子どもにはまだ分からないよね。あの水谷さんのかわいらしさがっ
って、寺脇さんもいいたかったんだよね。
って、こんなことばかり考えて、へらへら笑っていた自分は、いい加減頭がおかしいと思いました。

寺脇「まあ、これだけは言えるよ。二十歳過ぎたら早い」

 まったくだ。

 他にも色々あったのですが、心底どうでも良いことばかりだったので、割愛します。もうこういうのは子どもと役者達にまかせとかないで、全部台本作っておけばいいのに、と思いましたです。はい。

 その後、記者達の写真撮影をして、会見は終わりました。最後に笑顔で客席に向けて手を振ってくれた二人がとてもいい笑顔で、なんだか幸せな気分になりました。
 今年はプレゼント大会はないのか、と思っていたら、全員に二人のサイン入りポスターが配られました。ラッキー。

 そういうわけで、またまた長くなってしまいましたが、サードシーズン記者会見レポはこれにてお開きにさせていただきます。お読みいただきありがとうございました。

おしまい。

<2004.10.12>

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